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[BOOKデータベースより]
なかまへのサイン(水辺にすむ動物でうんちに植物のかすがまじる;オスはうんちをけちらしてなわばりを主張するよ ほか)
食べ物でちがううんち(葉っぱのかけらがたくさんまじったうんち;色も形もさまざまなうんちをする ほか)
いろいろな大きさと形(とても大きなうんちだ;大きな体のわりに小さなコロコロのうんち ほか)
おもしろうんち(ふつうのうんちと1年に1回するとくべつなうんち;小さなつぶがまとまってまるで納豆のようだ ほか)
動物のうんちを見て、なんの動物のものかを当てるクイズの本。うんちの写真は、元上野動物園園長の小宮輝之さんが、40年にもおよぶ動物飼育の経験のあいだにこつこつ撮影したもの。うんちは、食べ物の色を反映していたり、未消化の甲虫の羽、植物の種子や繊維がまざっていたり、色や形もさまざま。また、動物のうんちは、ライバルやメス、ほかの群れなどとのコミュニケーションをとるはたらきをすることもある。説明やヒントをたよりに、だれのものか当ててみよう! 答えのページでは、その動物の生息環境や生活を紹介しながら、うんちの特徴や持つ意味も解説。クイズに答えていくうちに、うんちの特徴が、食べ物や生活に関連していることがわかる。
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「えーっ、うんち!」と思うなかれ。うんちって、面白くて魅力あふれる存在なのです。うんちの様子から、生き物の暮らしぶりがわかるので、その動物が予想できるのです。表題の通り、クイズ式で解説して進むので、読者も考えながら、驚き、感嘆し、だんだんコツがつかめてきますよ。しかも、誰かに話したくなるネタが満載、みんなを驚かせる物知り博士になること間違いなしです。パンダの語源は?うんちから取り出す高級コーヒー!うんちが、紙や薬や燃料などに?ウサギの驚きの行動とは?ずっと読み進めば、すべて納得の知識となります。きっと先生や大人も驚かせることができると思います。監修とうんち写真は、動物園での飼育経験豊富な小宮輝之さん。説得力のある写真の数々は貴重ですね。自然科学分野でのライティング・編集を手掛けてきた有沢重雄さんが楽しく盛り上げてくれています。お二人のコラボは、『だれの手がた・足がた?手足でわかる動物のひみつ』が既刊。こちらも併せて、どうぞ。
(子どもの本コーディネーター 中村康子)
【情報提供・絵本ナビ】