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[BOOKデータベースより]
きたのやまにふゆがきて、ゆきとこおりにとざされました。ラビッタちゃんとピョコラッタちゃんのおとうと、ピントパットくんのちょうしがよくありません。「おいしゃさんにみてもらおう」いっかはびょういんをめざして、こおったみずうみをすべりだします。対象年令3歳から。
[日販商品データベースより]うさぎのラビッタちゃん一家がすむ北の山はいま、冬のさなかです。夏に生まれた弟のピントパットくんの調子がよくありません。
「びょういんにつれていこう」とパパ。
そりに荷物を積んで、パパ、ママ、ラビッタちゃん、妹のピョコラッタちゃん、そして弟のピントパットくんは凍った湖をわたって病院へとむかいます。
かじりみな子による、ラビッタちゃん絵本の最新作。
1作目は、秋の『ゆきがふるまえに』(2016年11月)、2作目は春の『わかくさのおかで』(2019年3月)、3作目は夏の『しおかぜにのって』(2020年7月)。
そして今回の季節は冬。雪と氷の世界を舞台に、ラビッタちゃんの家族のくらしを描きます。
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愛らしい北方の伝統的な衣装を着た、ラビッタちゃん一家の人気シリーズ、4作目。真冬のおはなしです。雪にとじこめられたおうちの中で、あたたかく過ごしていた一家ですが、お母さんはふときょうだいの末っ子、ピントパットくんの様子がおかしいことに気づきます。ピントパットくんは、この夏に生まれたばかり。ラビットちゃんとピョコラッタちゃん姉妹の弟なのです。ピントパットくんを病院に連れていくために、一家はあたたかい服を着て、リュックに食糧も詰めて、そりで出発! ……と思ったら、外は高く積もった雪で、道をつくるところからはじめなくてはなりません。お父さんがスコップを持って先頭に立ち、ラビッタちゃんたちも雪かきを手伝います。さあ、急いで病院へ! 湖をとおり、滝の向こう側へ……。家族で力をあわせて外の世界をすすんでいく描写が見ごたえあり、毎回、幸せな気持ちになれるシリーズです。そしてなんといっても今回のみどころは、凍った滝の入口を抜けた扉の先にあらわれた……病院と薬屋さん!居心地よさそうな病院で、薬屋の隣にはパンやお菓子、洋服を売る小間物屋のようなお店も併設され、まさに冷たい世界のオアシスのよう。クラシックな電灯の飾りにもわくわくします。かわいい雑貨が好きな読者は、見のがせませんよ。太陽でうすピンク色に染まる雪景色、日暮れた空、焚き火の影、そしてオーロラ! 繊細な色彩にため息が出そう……。氷につつまれた季節の美しさと、家族のぬくもりがつたわってくる絵本です。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
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