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[BOOKデータベースより]
江戸人は、マルチ・バース(多元的宇宙)に浸って自分のアバター(分身)を切り替えながら生き生きと豊かなダイバーシティを獲得していた。「身分社会」の江戸でなぜ絢爛豪華な文化が咲いたか?歴史と未来、デジタルと認知科学を縦横に駆け抜けるスリリングな論考。
序章 江戸と仮想世界―二つの覗き窓から(田中法政大学総長との出会い;ニューヨークと江戸が繋がった ほか)
[日販商品データベースより]第1章 落語は「アバター芸」だ!―柳家花緑さんとの対話(噺家は「劇団ひとり」;噺家はマリオネット ほか)
第2章 「アバター主義」という生き方(東の崋山、西の崋山―江戸は「マルチ・バース」;自由と多様性 ほか)
第3章 江戸のダイバーシティ(自分を多様化する生き方;「家でないもの」から「別世」へ ほか)
終章 アバター私の内なる多面性(はっきりしてきたアバターの姿;アバターには魅力的な未来がある)
武士も町人も一緒になって趣味で集まり遊んでいた江戸文化。それはダイバーシティ(多様性)そのもので、一人が何役も「アバター」として演じる落語にその姿を垣間見る。今アメリカで議論されている「パブリック圏」をひいて、日本人が本来持つしなやかな生き方をさぐる。