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[BOOKデータベースより]
「埋もれた天才」と「世界の巨匠」この二人がいなければ、日本にクラシックは存在しなかった。日本クラシック音楽の基礎を築いた二人の波乱万丈な人生。
第1章 齋藤秀雄指揮教室(1932〜1958)
[日販商品データベースより]第2章 大きいことはいいことだ(1959〜1970)
第3章 オーケストラがやって来た(1971〜1972)
第4章 天・地・人(1973〜1982)
第5章 1万人の第九とサイトウ・キネン(1983〜2001)
第6章 鎮魂のファンファーレ(2002)
「お前は世界に出て、日本人によるクラシックを成し遂げろ。俺は日本に残って、お前が帰って来た時に指揮できるよう、クラシックの土壌を整える」小澤征爾は、自分より優れた才能を持つ山本直純の激励を受けて日本を飛び出し、クラシック界の巨匠への道を駆け上がって行く。一方で山本直純は、「男はつらいよ」「3時のあなた」「8時だよ、全員集合」などのテーマ曲を手掛け、音楽の素晴らしさを庶民に伝え続ける。しかし、その多才さゆえに、彼はクラシック界では異端の扱いを受けてしまった。クラシックを心から愛し、新日本フィルの立ち上げに奔走した二人の錯綜した人生をダイナミックに描く一冊。