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[BOOKデータベースより]
「対象」「感情」「想像力」「志向性」など、心のはたらきにかかわる基本用語の形成・受容・変容の過程を古代ギリシアから歴史的にたどり、それらの言葉に織り込まれた意味を解きほぐす。本書にまとめられた概念史的考究をつうじて著者は、内的で能動的な存在という従来の「心」の描像から、環境世界との関係を本質的な契機として自らのうちに組み込む「魂」の描像へと、心の描き方の転換をはかろうとする。アリストテレスを導きの糸として、心をめぐる探究に分野を超えて豊かな示唆を与える論文集。
序 異なる思考の方向感覚を取り戻すために
1 名づける、喩える、書き換える
2 オブジェクトとの遭遇―「主客転倒」以前の対象概念
3 “感情”の理論、理論としての“感情”
4 ファンタシアーの変貌―現われ・表象・想像
5 志向性―現在状況と歴史的背景