- 第五福竜丸
-
ビキニ事件を現代に問う
岩波ブックレット no.628
- 価格
- 528円(本体480円+税)
- 発行年月
- 2004年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784000093286
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[BOOKデータベースより]
東京都江東区の「夢の島公園」は、その後に開発された若者たちの人気スポットである「お台場」と、千葉方面の葛西臨海水族園、ディズニーランドにはさまれた新木場にある。この公園内のマリーナに続く広場に、東京都立第五福竜丸展示館が立っている。外観は、百科事典の背表紙を上にして立てたような独特な形をしている。第五福竜丸。この船は、一九五四(昭和二九)年三月一日、アメリカが行った水爆実験による「死の灰」(放射性降下物)をあびた。いわゆるビキニ事件、第五福竜丸事件として日本中を驚かせた。死の灰はマーシャル諸島の人々の上にも降りそそいだ。たくさんの人々が、健康を、生活を、そして島を奪われた。それから五〇年経った今も、この事件は解決したとはいえない。一九四七年和歌山県で建造され、長年の歴史を刻んだ一四〇トンの木造船はどっしりと重量感があり、新しい展示パネルに取り囲まれていると、その古さがひときわ目立つ。なぜ、このような船が東京のこの場所に保存、展示されているのだろうか、ビキニ事件とは何であったのだろうか、福竜丸の航跡をたどりながら一緒に考えてみよう。
一九五四年三月一日
[日販商品データベースより]「放射能はごめんだ」という声が高まる
乗組員たちの闘病と補償
マーシャル諸島の核被害
科学者はどう貢献したか
第五福竜丸はいまだ航海中
1954年3月、ビキニ環礁での米国の水爆実験で被災したマグロ漁船の乗組員は、どんな運命を辿ったのか。原水爆禁止を求め立ち上がった人々、置き去りにされた現地。新資料も踏まえて歴史的意味を問い直す。