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[BOOKデータベースより]
〈ひと〉がかたり、そしてふるまう。愛し、悲しみ、表現する。この日々の現実に、哲学はどこまで接近できるだろうか。生きた日常のことばによって、ペルソナ=人格の重層的で多元的なあり方を捕捉すること、それは大胆にして繊細な試みである。西欧近代以来の主―客二元論への傾斜に抗して、ことばとペルソナを通底するダイナミックな構造に応じた新たなモデルを探ることである。物語論、行為論から自―他関係の解釈学へ…西田幾多郎、和辻哲郎らの遺産を読み直しつつ、近代の枠を超える思考パラダイム。〈ポイエーシス〉の次元を構想する。
かたりとしじま―ポイエーシス論への一視角
〈ふるまい〉の位相―文化の構造と動態への一視角
自在・ふるまい・かなしみ
人格の詩学―ひとであること・ひととなること
“主体の鏡と物神”としてのことば―日本近代哲学への一視角
こころのありか