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ユーザーレビュー (4件、平均スコア:5)
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「夏の文庫2015」レビューコメント
題名と解説に惹かれて初めてこの本を買ったのはずいぶん前の若かりし頃でした。ミステリーじゃないのを知ったうえで、読み始めて、この可哀想な主人公が、自分に重なって、自分への戒めも込めて、何度も読み返しています。初めて買ったときは、これ以外にもミステリーじゃないアガサクリスティにどっぷりはまっていたのですが、今は、本屋でこのシリーズが2〜3冊しかなくて、残念です。この作品は、どの世代でも、何度読み返しても、読むタイミングで、主人公が可哀想になったり、夫が可哀想になったり、または情けなくなったり、歯がゆくなったり、ここでこうしてたらとか、ああしてたらとかいろいろ感じながら読んで、読み終わったら、自分に言ってみます。「私もこの人のように思われてる?」あああ、また、ため息をつきながら本を閉じました。今後、あと何回読むことでしょう・・・・・。(みーたん/女性/60代以上)
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
ミステリーではないアガサクリスティをぜひ。若いころに読みましたが大変深いストーリーです。年月を経て再度読み直すともっと違う人間の深みを垣間見ることができます。(higaman/女性/40代)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
いったい誰がいつ殺されるのかと思いながら読むけど、犯人も探偵も登場しない小説。でもラスト2行は心底怖い。
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
無人島に、たった一冊の本を持っていくとしたら、私は迷わず『春にして君を離れ』を選ぶ。 34歳で結婚し、37歳、38歳と出産。あっという間に一男二女の4人家族になった。母親となった私は、ママ友との付き合い、公園デビュー、PTАの役員などに没頭し、夢中になった。子どもとの関わりから生まれる世界は、私の人生に広がりをもたらしてくれた。その一方で、いつの間にか、夫婦の会話はめっきり減ってしまった。メールの返事は、すべて「了解」。「無人島に来てしまいました」とメールしたら「了解」と返信されてくるのではないだろうか・・・・。この小説の主人公、ジョーン・スカダモアのように、無人島で私は今の自分を見つめ直す必要があるのかもしれない。日常生活で正当化していることも、シャットダウンされた中であぶり出されてくる。それを思い知るのは怖い気もするが、そこからの一歩を踏み出すことも読書の醍醐味かもしれない。(チャオチャオ/女性/50代)
[BOOKデータベースより]
優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。が、娘の病気見舞いを終えてバグダッドからイギリスへ帰る途中で出会った友人との会話から、それまでの親子関係、夫婦の愛情に疑問を抱きはじめる…女の愛の迷いを冷たく見据え、繊細かつ流麗に描いたロマンチック・サスペンス。