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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:4.5)
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- ぜみちょー
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深く心に残る名作
夫妻の視点は逆なれど、江藤淳『妻と私』を思い出したりもしましたが、本作は、看病の日々を綴るなかに、夫婦の様々なエピソードや夫(もちろん吉村昭がモデル)との思い出などが差し挟まれる巧みな構成で、読んでいていろんな感情が呼び起こされました。
本作を大変興味深く読んだ自分としては、吉村昭・津村節子はこれから読書リストに付け加えたい作家ですね。(不勉強にも、吉村昭は文學界か何かで掲載された短編しか読んだことがないので)
- ささ
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作家夫婦の物語
共に作家である吉村昭と津村節子。夫に癌が発見され闘病生活をおくる中、夫婦は何を想い限りある日々を過ごしたのか。結末は衝撃的です。
[BOOKデータベースより]
二〇〇五年二月に舌癌の放射線治療を受けてから一年後、よもやの膵臓癌告知。全摘手術のあと、夫は「いい死に方はないかな」とつぶやくようになった。退院後は夫婦水入らずの平穏な日々が訪れるも、癌は転移し、夫は自らの死が近づいていることを強く意識する。一方で締め切りを抱え満足に看病ができない妻は、小説を書く女なんて最低だ、と自分を責める。そしてある晩自宅のベッドで、夫は突然思いもよらない行動を起こす―一年半にわたる吉村氏の闘病と死を、妻と作家両方の目から見つめ、全身全霊をこめて純文学に昇華させた衝撃作。