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[BOOKデータベースより]
若き日の高木文一の山に対する真摯な姿に焦点を絞ったものが本書である。ここでは、五つの初登攀の記録を取り上げた。さらに、彼がどのようにしてスポーツ登山に傾倒していったのか、特に岩登りに集中していったのはなぜか、についても探った。
第1章 高木文一のプロフィール(惜別;専門とした病理学とは ほか)
第2章 初登攀の記録(谷川岳・一ノ倉沢 奥壁 2ルンゼ‐ザッテル‐滝沢C・Dルンゼ中間リッジ 初登攀―1933年(昭8)7月20日〜21日;谷川岳・一ノ倉沢 滝沢下部 敗退―1934年(昭9)3月 ほか)
第3章 高木文一の山日記から(1933年(昭8)(22歳);1934年(昭9)(23歳) ほか)
第4章 登山の真髄(チャカの登山者分類学;ヒマラヤへの憧憬)
第5章 山岳遭難対策についての提言(統計が示す山岳遭難;アクシデントに遭った時の対処法)