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[BOOKデータベースより]
世の中には漢方の世界観が理解できないとか漢方にはエビデンスがないという人もいますが「個々の患者」に焦点を当て（いわく「弁証」…！）目の前の患者にとって「最良のエビデンス」を提供する（いわく「論治」…！）というＥＢＭの考え方をシンプルに体現するのが「漢方診療」ともいえます。目の前の患者にベストを尽くすこと。本書では、その「ベスト」を岩崎医師と高山医師が語ります。
第１部 総論（漢方医学？；『高齢者の安全な薬物療法ガイドライン２０１５』）
[日販商品データベースより]第２部 各論（認知症；便秘；誤嚥性肺炎；食欲不振；風邪とインフルエンザ；ウイルス性腸炎；高齢者の疼痛；冷え性；熱中症、脱水；泌尿器疾患；免疫低下（多剤耐性菌など）；不眠；鍼灸治療；フレイルと漢方）
知る人ぞ知る、岩田医師は「漢方使い」（漢方専門医）であり、かつ神戸は昔から漢方研鑽の盛んな土地柄でした。本書では、漢方、とりわけ「中医学」のスペシャリストである岩崎鋼医師と鍼治療研究の第一人者の高山真医師を執筆陣に迎え、フレイルに代表される高齢患者にこそ「とりわけ有効」な漢方診療の【極意】が語られます。 「漢方にはエビデンスがない」と思う方もいますが、本書を読めばその誤解が解けます。一方「漢方の世界観が苦手だ」としながらも、漢方薬を使う医師もいます。そのような医師にエビデンスに裏打ちされた本書をぜひ読んでいただきたいと思います。漢方診療の「リアル」を知ることができる書籍としてオススメいたします。