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- ムカツクからだ
-
- 価格
- 524円(本体476円+税)
- 発行年月
- 2004年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101489216
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[BOOKデータベースより]
ティーンエイジャーが「ムカツク」という言葉を連発している。小学生から大学生まで1300人にアンケートを実施、日々の生活や行動のなかでのリアルな実感を探り、身体論、コミュニケーション技法を下地として、現代の若者の身体感覚を解き明かす。否定的感覚に呪縛された心と「かったるい」身体にカツを入れて、自分の個性の源となるエネルギーの回路を開こう。
1 プロローグ―「ムカツク漬け」の現実
2 流行の実態―どういうときにムカつくのか
3 表出の形態―重いムカツクと軽いムカツク
4 ムカツクの本質―「瞬間的に沸き上がる、やり場のない、吐き気」
5 飾りのリアリティ―口癖としての軽い「ムカツク」
6 感性の変質―感情を「処理」するムカつけない身体
7 若者による批判―ムカツクは「小さい人間」の防御壁
8 エネルギー発散の方法―ムカツクからだは「かったるい」
9 ムカツクの系譜―『罪と罰』『嘔吐』の大衆化
10 脱皮への処方箋―ムカツク蔓延状況に何ができるのか
11 エピローグ―「ムカツク」構造