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[日販商品データベースより]
ジャンルを越え、小説の面白さを追求する画期的アンソロジーの第18巻。馳星周の言わずと知れたノワールの名作「不夜城」を筆頭に、新旧のヤクザ小説の傑作13編を収録。本当の男の美学に酔える1冊。
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ジャンルを越え、小説の面白さをとことんまで追求した画期的アンソロジー。
第14回配本となる第18巻「暗黒の街角」は、馳星周の言わずと知れたノワールの名作「不夜城」を筆頭に、
新旧のヤクザ小説の傑作13編を収録! 本当の男の美学に酔える一冊!
●編集委員/逢坂剛 大沢在昌 北方謙三 船戸与一 夢枕獏
[編集室から]
ヤクザ小説の巻である。
「いいヤクザ」「フツーのヤクザ」「悪いヤクザ」をほどよく配列しよう、というのが当初の発想だった。
が、甘くなかった。
「いいヤクザ」の小説はいくらでもあるのに、「悪いヤクザ」の名編は少ない。
愚考するにヤクザ小説でリアリスムを貫徹しても感動を呼ぶ小説にならぬのだろう。
とはいえ馳星周長編には「いい人」はいない。
この長編で「背徳」の沼の感覚にひたっていただきたい。
[収録作]
【長編】
馳星周「不夜城」
【短編】
長谷川伸「関の弥太ッペ」
有馬頼義「貴三郎一代」
河野典生「ゴウイング・マイ・ウェイ」
安部譲二「プロフェッショナル・トゥール」
花村萬月「笑う山崎」
石田衣良「エキサイタブルボーイ」
浅田次郎「ラブ・レター」
【掌編】
かんべむさし「ドス」
夢枕獏「あんまさまおおいに驚く」
清水義範「極道温泉」
大沢在昌「気つけ薬」
子母沢寛「座頭市物語」
◇解説/北方謙三 解題/香山二三郎