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- 北区の太
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必要悪?
日本のヤクザ史を記載した本。終戦直後は、今とは比べものにならないほど時代が荒んでいたせいか、ハグレ者、半端者を束ねる“親分(ドン)”が必要とされ、そのドンの考え方次第でその組織の進んで行く方向も変わる。終戦直後のヤクザは今よりはるかに任侠度合いが強く、ドンも魅力的に映る。飲み屋・飲食店・興行師はもとより、政治家、果ては警察までもが頼りにする存在ですらあった。芸能界との結びつきに関する記述も生々しい。戦後の混乱期、ヤクザはまさに必要悪であったと言ってよく、その頂点に立つドンも国益を考えて行動する等、器が大きかったように思う。しかし、世の中が落ち着きを取り戻し、混乱から脱するにつれて、その存在は目の敵にされるようになる。ヤクザの興亡を鮮やかに描き出した1冊。なかなか面白かった。
[BOOKデータベースより]
闇社会を牛耳った凄すぎる首領たちの激闘!戦後日本を黒く彩った闇勢力の赤裸々な実像。
はじめに―ドンの“正体”に迫る
[日販商品データベースより]第1章 激闘篇―稲川聖城と児玉誉士夫
第2章 血盟篇―石井隆匡と企業舎弟
第3章 必殺篇―広島戦争と山口組
第4章 凄烈篇―伝説のヤクザ安藤昇
第5章 制覇篇―田岡一雄と美空ひばり
闇社会を牛耳った凄すぎる首領たちの激闘!
戦後、敗戦日本は一時、警察権力も崩壊して、無法勢力が跋扈。そこで、博徒、侠客、ヤクザが一定の存在感を持ち秩序を担った時期がある。
本書では、東の稲川会・稲川聖城、石井隆匡、西の山口組・田岡一雄、戦前からの右翼闘士・児玉誉士夫、新宿・渋谷の特攻崩れの安藤組・安藤昇、「仁義なき戦い」の広島・共政会・山田久を取り上げている。著者の大下英治氏はほとんどのドンとは長時間の直接インタビューを実現しているので、リアル感が飛びぬけており、ドンたちの文字通りの血と弾丸に明け暮れた、凄ましい生と死を活写している!