デリダで/とともに考えるのは、ソクラテスからオウム真理教まで!デリダの脱構築を手がかりに、政治と宗教と権力の力学をあぶりだし、死刑を考えるためのハンドブック。編者の緒言をはじめ、六人の執筆者による書き下ろし。 本書のタイトルは、〈仮に英語にするならば「Thinking Death Penalty with Derrida」とでもなるが、「with」は「……を用いて」という意味にもなる。デリダについて考えながら、デリダを伴走者としつつ、デリダを用い、あらためて死刑制度を考えよう、というわけである〉(「はじめに」より)。 収録論考は「ギロチンの黄昏──デリダ死刑論におけるジュネとカミュ」(鵜飼哲)、「ヴィクトール・ユゴーの死刑廃止論、そしてバダンテール──デリダと考える」(江島泰子)、「デリダの死刑論とニーチェ──有限性についての考察」(梅田孝太)、「定言命法の裏帳簿──カントの死刑論を読むデリダ」(増田一夫)、「ダイモーンを黙らせないために──デリダにおける「アリバイなき」死刑論の探求」(郷原佳以)、「デリダと死刑廃止運動──教祖の処刑の残虐性と異常性」(石塚伸一)。
[BOOKデータベースより]
デリダで/とともに、死刑の是非について問う。ソクラテスからオウム真理教まで!哲学者デリダの脱構築を手がかりに、政治と宗教と権力の力学をあぶりだし、死刑について考えるためのハンドブック。
第1章 ギロチンの黄昏―デリダ死刑論におけるジュネとカミュ(鵜飼哲)
[日販商品データベースより]第2章 ヴィクトール・ユゴーの死刑廃止論、そしてバダンテール―デリダと考える(江島泰子)
第3章 デリダの死刑論とニーチェ―有限性についての考察(梅田孝太)
第4章 定言命法の裏帳簿―カントの死刑論を読むデリダ(増田一夫)
第5章 ダイモーンを黙らせないために―デリダにおける「アリバイなき」死刑論の探求(郷原佳以)
第6章 デリダと死刑廃止運動―教祖の処刑の残虐性と異常性(石塚伸一)
ソクラテスからオウム真理教まで!
デリダで/とともに考えるのは、ソクラテスからオウム真理教まで!デリダの脱構築を手がかりに、政治と宗教と権力の力学をあぶりだし、死刑を考えるためのハンドブック。編者の緒言をはじめ、六人の執筆者による書き下ろし。
本書のタイトルは、〈仮に英語にするならば「Thinking Death Penalty with Derrida」とでもなるが、「with」は「……を用いて」という意味にもなる。デリダについて考えながら、デリダを伴走者としつつ、デリダを用い、あらためて死刑制度を考えよう、というわけである〉(「はじめに」より)。
収録論考は「ギロチンの黄昏──デリダ死刑論におけるジュネとカミュ」(鵜飼哲)、「ヴィクトール・ユゴーの死刑廃止論、そしてバダンテール──デリダと考える」(江島泰子)、「デリダの死刑論とニーチェ──有限性についての考察」(梅田孝太)、「定言命法の裏帳簿──カントの死刑論を読むデリダ」(増田一夫)、「ダイモーンを黙らせないために──デリダにおける「アリバイなき」死刑論の探求」(郷原佳以)、「デリダと死刑廃止運動──教祖の処刑の残虐性と異常性」(石塚伸一)。