[BOOKデータベースより]
田舎町で瀟洒なレストランを経営し、町中の男を虜にする絶世の美女・未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ呼ばわりされ友達もできない悲惨な日々。そして思い悩んだ末、ある事件を起こしてしまう。追われるように移り住んだ「美女の街」東京。そこで整形手術に目覚めた未帆は、手術を繰り返して完璧な美人に変身を遂げる。そのとき、甦ってきたのは、かつて自分を虐げた町に住むひとりの男に対する、狂おしいまでの情念だった―。
[日販商品データベースより]町でいちばん美しい女は、かつてバケモノと呼ばれていた…。醜い女が完全なる美を獲得した先にあるのは、誰もが羨む幸せか、それとも破滅か。「ボックス!」「永遠の0」の著者、待望の書き下ろし最新小説。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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- Katsuei
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誰のために美しくなりますか?
やはり男は女を顔で選んでいるのかと、男である自分も再認識しました。
小説としては面白いですが、ストーリーに現実感がないようにも思います。
自分の境遇とあまりにかけ離れているとそう思うだけかも知れませんが。
そして美しい女に近づけるのは、やはり財力のある男だけですよ。
それはそうと、最後に彼に出会うのだろうとは思いましたが、意外な結末でした。
町でいちばん美しい女は、かつてバケモノと呼ばれた醜い女だった…。狂気と戦慄が入り乱れる、なのに本から目を離すことのできない女の、愛。