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[BOOKデータベースより]
二十一世紀直木賞の歩みを示す一冊。受賞直後「オール讀物」に掲載されたロングエッセイ・インタビューを収録。
愛憎のイナズマ(山本文緒)
[日販商品データベースより]「早稲田文学」のこと(重松清)
母親の顔(藤田宜永)
今までも、これからも(唯川恵)
もうひとつの『あかね空』(山本一力)
残したい情景、残したくない自分(乙川優三郎)
人には“幸福とは呼べぬ幸せ”を選ぶ自由がある(村山由佳)
一九九六年四月、牡羊座の運勢は(石田衣良)
恋愛は無敵だと書きたい私としては(江國香織)
やっぱり、日本的なものが好きなんです(京極夏彦)〔ほか〕
来たる平成二十六年一月の選考で第150回を迎える直木賞。二十一世紀初の受賞者は、第124回の重松清、山本文緒の両氏でした。本書は、この回から第150回までの三十四名の人気作家と新受賞者の受賞エッセイをまとめた一冊。『オール讀物』の直木賞掲載号のエッセイもしくはロングインタビューに加えて、奥田英朗氏のみ書きおろし随筆が入ります。それぞれのエッセイが多くの作家のキャリアの結節点を記している面白さはもとより、エンターテイメント小説界のひとつの大きな潮流をつぶさに感じとれる内容になっています。