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[BOOKデータベースより]
もしも宇宙人と出会ったら。「未知との遭遇」の多様な思考実験の場であるSF(サイエンス・フィクション)作品を手がかりに、コミュニケーションの成立条件を明らかにする。「宇宙人」の人類学。
1 想像できないことを想像する(「宇宙人」という表象;投射―想像できないことを想像するやり方)
[日販商品データベースより]2 見知らぬものと出会う(コンタクトの二つの顔;「規則性」の性質―不可知性・意外性・面白さ;規則性のためのリソース―コードなきコミュニケーションへ)
3 枠と投射(ファースト・コンタクトSFを読む;仲良く喧嘩すること;枠・投射・信頼)
「未知との遭遇」の多様な思考実験の蓄積があるSF(サイエンス・フィクション)作品を渉猟し,著者自身によるフィールドワーク,文化人類学,霊長類学,相互行為論,分析哲学などの知見を縦横無尽に参照して,コミュニケーションの成立条件を考察する.
「宇宙」とはすなわち,いまだわれわれの手の届かない場所のことを指している.しかしそこに,「人」すなわち何らかの意味でわれわれの理解可能な存在がいるというのである.「宇宙・人」を考えるということ自体がまさに,想像できないことを想像しようとする営為なのだ.さらに言えば,よりわれわれに身近なはずの「他者」さえも,同様な構造を持っている.「他・者」とは,私の手の届かない「他」であると同時に,石ころなどの「物(もの)」とは異なる,私と同質の「者(もの)」でもあるのだ.(「プロローグ」より)