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- 和辻哲郎ー人格から間柄へ
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- 価格
- 1,122円(本体1,020円+税)
- 発行年月
- 2015年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062923118
[BOOKデータベースより]
『古寺巡礼』の成功で確固たる地位を築いた和辻は、ハイデッガーや西田幾多郎など、同時代の哲学にも相対しつつ、独自の思考を展開する。仏教研究、日本思想史研究、倫理学と、多様かつ豊饒なその思想の本質とは、どのようなものなのか。「人格」と「間柄」、そして「もの」と「こと」を解明の鍵として、「和辻倫理学」形成の現場を跡づけた力作!
1 あらかじめ喪われたこどもに(死んで生まれる;「もの」と「こと」;「表現」の変容 ほか)
2 表現としての人格(「人格」の変容;『福音書』と『正法眼蔵』;表現・真理・人格 ほか)
3 人格から間柄へ(西田幾多郎;ハイデッガー;「人格と人類性」 ほか)
近代日本の思想史を代表する哲学者の一人、和辻哲郎。彼が、構築しようとした「倫理学」とは、どのようなものだったのか。西田幾多郎やハイデッガーなど、同時代の哲学者とも干渉しあいながら、「人間=じんかん」を考察したその思想形成の現場に迫る。
和辻哲郎は、明治22年(1889)に兵庫県で生まれ、30歳にして名著の誉れ高い『古寺巡礼』というベストセラーを刊行します。早熟で、高名な学者として大正から昭和30年まで活躍します。
ただし、その終生をかけた仕事とは、倫理学の構築でした。「人」ではなく、「人」と「人」の間、すなわち「人間=じんかん」の学として、倫理学を打ち立てようとしたのです。
『古寺巡礼』が、初期の作品であることからもわかるように、仏教を研究し、『正法眼蔵』を読み解き、そして倫理学へ。
近代日本の代表的な哲学者のひとり、和辻哲郎の思想は、どのように生成されていったのか。
道元、西田幾多郎、ハイデッガー、あるいは仏教、西洋哲学、さらには時代の思潮とさまざまに格闘しながら、近代の代表的哲学者が思想を形成していくさまを、緻密な筆致で描いた力作です。
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