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- ドストエフスキー
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- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2015年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062902960
[BOOKデータベースより]
同じ言葉でも誰がどんな状況で語るかで、その意味は異なり、ときに正反対に受け取れる。このラズノグラーシエ=異和こそがドストエフスキーを読む鍵となる。登場人物は対話の中で絶えず異和と不協和に晒され、そのダイナミズムが読む者を強烈に惹きつけるのだ。批評家バフチンを起点に、しかし著者単独で小説内部に分け入り、文学的核心を精緻に照射する。ドストエフスキー論史の転換点を成す衝撃的論考。毎日出版文化賞受賞。
序章 ラズノグラーシエ―二葉亭四迷とバフチン
第1章 黄金時代の太陽―『悪霊』
第2章 ソーニャの眼―『罪と罰』
第3章 マリヤの遺体とおとなしい女―『作家の日記』
第4章 写真の中の死、復活、その臭い―『白痴』
第5章 逆遠近法的切り返し―『未成年』
第6章 カラマーゾフのこどもたち―『カラマーゾフの兄弟』
同じ言葉でも誰がどんな状況で語るかで、その意味は異なり、ときに正反対に受け取れる。このラズノグラーシエ=異和こそがドストエフスーを読む鍵となる。登場人物は対話の中で絶えず異和と不協和に晒され、そのダイナミズムが読む者を強烈に惹きつけるのだ。批評家バフチンを起点に、しかし著者単独で小説内部に分け入り、文学的核心を精緻に照射する。ドストエフスキー論史の転換点を成す衝撃的論考。
文学史上最大の謎・ドストエフスキーに挑んだ衝撃の書。なぜ彼の作品は人を強烈に捉え続けるのか。各紙誌絶賛、毎日出版文化賞受賞