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- 翳りゆく夏
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- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2006年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062754699
[BOOKデータベースより]
「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。週刊誌のスクープ記事をきっかけに、大手新聞社が、20年前の新生児誘拐事件の再調査を開始する。社命を受けた窓際社員の梶は、犯人の周辺、被害者、当時の担当刑事や病院関係者への取材を重ね、ついに“封印されていた真実”をつきとめる。第49回江戸川乱歩賞受賞作。
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- sige
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窓際社員がんばる
新生児誘拐ミステリー。つい先日、北九州市の病院で新生児が誘拐されたニュースが報道されたばかりだ。新生児を誘拐し育て上げるといえば、角田光代の「八日目の蝉」が記憶に新しいが、“赤ちゃんポスト”に捨てる親あれば、盗む親ありで、世の中うまく行かないものだ。
その新生児の「誘拐犯の娘が大手新聞社の記者に就職内定」の週刊誌のスクープから物語が始まるのだが、誘拐事件の真相はどうなっているのか、陰の共犯者はいたのか、など胸躍らせて読むことが出来る。真相を調査せよと命ぜられたのは“庶務二”にような姥捨て部署に配属された窓際社員というのも面白い。
結末が見事。未知の部分があるが余韻として許せる範囲だと思う。優れものです。
『犯人に告ぐ』『行きずりの街』が面白かった!という人には絶対オススメ!ハードボイルド好き必読の1冊です