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[BOOKデータベースより]
文化四年、五度目の蝦夷地巡見に向かった近藤重蔵は、新たに宗谷、利尻島まで踏破する。北辺の地で九死に一生を得た重蔵は、帰府後、将軍家斉への御目見を果たした。蝦夷地の守りを固めるよう直々に進言するも、あろうことか、その後は御書物奉行へ、また大坂弓奉行へという不本意な役替えを受けることに。大坂では大塩平八郎の知己を得た重蔵の、あまりにも意外な最期の刻。生涯の宿敵女賊・りよとの最後の対決は―。
[日販商品データベースより]八歳で四書五経をそらんじ、十四歳で十三経に達した俊英でありながら、普段は傍若無人で傲岸不遜な近藤重蔵。五度にわたる蝦夷地巡見を終えた後は大坂弓奉行となって大塩平八郎の知己を得るなどするが、息子・富蔵ともどもの悪口乱行がたたり、ついに役なしの小普請入りとなる。学識豊かな学者であり、あくなき探検家でもあった重蔵の、あまりにも意外なその後の道行きは。そして生涯の宿敵となった女賊りよとの最後の対決は──。
八歳で四書五経をそらんじ、十四歳で十三経に達した俊英でありながら、普段は傍若無人で傲岸不遜な近藤重蔵。五度にわたる蝦夷地巡見を終えた後は大坂弓奉行となって大塩平八郎の知己を得るなどするが、息子・富蔵ともどもの悪口乱行がたたり、ついに役なしの小普請入りとなる。
学識豊かな学者であり、あくなき探検家でもあった重蔵の、あまりにも意外なその後の道行きは。そして、生涯の宿敵となった女賊りよとの最後の対決は──。
ハードボイルドや警察小説で活躍していた著者が2000年に初めて挑んだ時代小説が、堂々たる代表作となった。「重蔵始末」シリーズ、ついに完結。