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[BOOKデータベースより]
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世界各地で、未知の小説が発見された!?はたして「作者」は誰なのか?
[日販商品データベースより]フィラデルフィア、ペルー辺境の村、クアラルンプール、東京、香港、クロアチアの海辺…。世界各地で、未知なる小説が発見された。国境を超えた声なき声が同時代のリアルを映す、新たな「地球文学」の誕生。
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大反響を呼んだ『想像ラジオ』に続く最新傑作小説。国境を超えて私たちの「今」を描く、新たな「地球文学」が誕生した! 2013年に発表され、「ポスト3・11の文学」として大反響を集めた前作「想像ラジオ」に続く、いとうせいこうの最新小説。フィラデルフィア、ペルー辺境の村、クアラルンプール、東京、香港、クロアチアのビーチ……世界のさまざまな土地を舞台に、それぞれ異なる作家名を冠した6編の短編小説は、いとうせいこうが超絶技巧で描く、作者も訳者もいない「存在しない小説」。国境を超えた声なき声が同時代のリアルを映し出す、新たな「地球文学」の誕生です。
人生のどん詰まりから抜け出すため、フィラデルフィアからニューヨーク行きの長距離列車に乗りこんだ男の追憶の行方(「背中から来て遠ざかる」)、ペルー辺境の村で命を絶った不幸な女の死をめぐる真相(「リマから八時間」)、豪雨に襲われたクアラルンプールのチャイナタウンで、迷子になったマレー人少女の経験(「あたし」)、流されるまま女たちを振り回してきた男の右往左往の人生を描く、いとうせいこう名義の私小説(「能楽堂まで」)、極貧から成り上がった中国人男とロシア人売春婦の愛と破局(「ゴールド」)、内紛の傷跡を残すクロアチアのビーチで展開する、今から10年後の物語(「オン・ザ・ビーチ」)……
いま地球上のさまざまな場所で、声なき声が織りなす「存在しない小説」。はたして、「存在しない作家」とは誰なのか? 「背中から来て遠ざかる」アントニオ・バルデス
「リマから八時間」ファナルド・スアレス
「あたし」ラーマト・ラマナン
「能楽堂まで」いとうせいこう
「ゴールド」王健業
「オン・ザ・ビーチ」ラルフ・アウスレンダー