[BOOKデータベースより]
あの日夫・吉村昭が愛した三陸海岸を大津波が襲った―。大切な人々に会うため、三陸を巡った妻の愛の軌跡。
[日販商品データベースより]三陸海岸は夫・吉村昭が愛した場所。40年以上前に「三陸海岸大津波」を執筆した夫は、東日本大震災を知ることなく亡くなった。翌年、津波の爪痕を目に焼き付け、大切な人々に会うため、三陸を巡った妻の愛の軌跡。
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東日本大震災の日、「私」が新婚の頃に夫・吉村昭と行商の旅をした三陸海岸を、大津波が襲った。三陸の中でも岩手県の田野畑村は夫婦にとって特別な場所。夫婦で同人雑誌に小説を書きながらの生活は厳しかったが、執筆に専念するため勤めを辞めた夫は、2泊3日かけて「陸の孤島」と呼ばれていた田野畑へ向かう。鵜の巣断崖の絶景に出会った夫は小説の着想を得て、昭和41年に太宰治賞を受賞、作家の道が開けた。取材以外の旅はしなかった夫は、家族を連れて唯一、田野畑だけには旅行するようになる。
もし夫が生きていたら、津波に襲われた愛する三陸の姿を見て、どんなに悲しんだだろう。三陸は故郷ではない。住んだこともない。でもあの日、津波が襲ったのは、私にとってかけがえのない場所だ――。
震災の翌年、夫の分まで津波の爪痕を目に焼き付け、大切な人々に会うため、息子と孫と共に田野畑を巡った妻の愛の軌跡。