[BOOKデータベースより]
1965年の初版刊行以来、五十年あまりの長きにわたり多くの読者を魅了してきた一冊が、装いも新たに登場。旧版をもとに、最新の組版技術によって新しく本文を組み直し、読者の便を図った。なお組版にあたっては一部の文字遣いをあらためるにとどめ、本文は変更していない。
1 序論(位相空間;ベクトル空間 ほか)
2 可微分多様体(多様体の定義;可微分多様体の例 ほか)
3 微分形式とテンソル場(p次線型形式;対称テンソルと交代テンソル、外積 ほか)
4 リイ群と等質空間(位相群;位相群の部分群と商空間 ほか)
5 微分形式の積分とその応用(多様体の向きづけ;微分形式の積分 ほか)
多様体は“空間”の概念を近代数学の立場から定式化したものであり、幾何学においてその根底をなすだけにとどまらず、理論物理学の大局的理解にも必要なものである。本書の旧版(初版1965年)は、長年にわたって多くの読者から親しまれ、英語版も刊行された本格的入門書である。
その旧版をもとに、2017年刊行の新装版では、最新の組版技術によって新たに本文を組み直し、レイアウトも刷新して読者の便宜を図った。なお改版にあたっては原則、一部の文字遣いを改めるにとどめ、本文は変更していない。