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[BOOKデータベースより]
動物園にはいろんな家族がいます。でも、ペンギンのタンゴの一家はそのどれともちがっていました―。本当にあったペンギンの家族のお話。米国図書館協会のNotable Children’s Bookに選定。数々の賞を受賞した話題作。
[日販商品データベースより]動物園にはいろんな家族がいます。でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていました。
ロイとシロのパパふたりとタンゴ、それがタンゴの家族なのです──。
ロイとシロのおすペンギンは、いつからかお互いに気に入り、カップルになりました。一緒に泳いで一緒に巣づくりして、いつも一緒にいました。
ところが、他のカップルは、ただ一緒にいるだけでなく、どうやら巣の中で何かをあたためている模様。しかもそうこうしているうちにそのあたためたものがかえって赤ちゃんペンギンが誕生しているではありませんか。
ロイとシロは、近くにあった卵の形をした石を拾ってきて、さっそく毎日毎日交替であたためはじめました。でも石のたまごはちっともかえりません。
そんな様子を眺めていた飼育員がはたと思いつきます。
他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれたのです──。
ニューヨークにあるセントラル・パーク動物園で実際にあった話を絵本にした『and Tango makes three』の邦訳版です。
なかなかかえらない石のたまごを暖め続ける切なさ、待ちに待った赤ちゃんペンギンが生まれる瞬間、読み終わった後、ほんのりあたたかい気持ちになれる絵本です。
子供たちにも、そして大人たちにも、読んでもらえるとうれしい一冊です。
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おはなしかいで読みました。これは実際にニューヨークの水族館であったことだそうです。
絵本を通じていきものたちの生態を知るのは子どもにも、大人にとっても理解しやすく親しみのわくことだと思います。ペンギンたちが決まったペアで卵を温めることは知られていることですが、オス同士でもペアになることがあるんですね。
今は子どもたちの周りにも同性同士のカップルもめずらしくなくなっています。アメリカではクラスメイトの両親が同性同士(養子)ということもあるようです。こういった絵本を通じて、いろんな家族のかたちがあることをみんなが自然に受け入れられるようになるといいなと思いました。(Flappeさん 40代・福井県 )
【情報提供・絵本ナビ】