- おはなをあげる
-
ポプラせかいの絵本 53
Sidewalk flowers.- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2016年04月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784591149737
[BOOKデータベースより]
家までの帰り道、お父さんといっしょに歩く、小さな女の子。見つけたおはなをだれかにあげるごとに、女の子をとりまく世界は、色あざやかに変わっていきます。たとえ、だれもそのことに気づかなかったとしても…。「ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞」(2015)「カナダ総督文学賞」(児童書部門)をダブル受賞!小さな世界に訪れる、生きる喜びを描いた文字のない美しい絵本。
[日販商品データベースより]見つけたおはなを誰かにあげるごとに、女の子をとりまく世界は色あざやかに変わっていく…。文字のない美しい絵本。〈受賞情報〉ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞(2015年)
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お父さんと手をつなぎ、家路を歩く赤い服の少女。灰色に閉ざされた街の中で、少女の着ている赤だけがあざやかです。ふと、道端に咲く花を見つけた少女は、その花を摘みます。あちらこちら、だれにもふり返られることなく、都会の道端に咲く小さな花々を、少女は集めます。お父さんに手を引かれて歩くうち、赤い少女と色とりどりの花々は、灰色の街の真ん中に横たわる小さなスズメに出会いました。花を少し、スズメに分けてあげる少女。突然夜が明けたかのように、灰色の街がぱっと、あざやかに色づきました。少女は花を分けて歩きます。だれに気づかれなくとも。だれに感謝されなくとも。少女がこっそりと花を配るうち、街はみるみる色を取り戻していって―この作品に文字はありません。文字の代わりに少女の心を描き出すのは、『色』です。影の黒と日の当たる白、そのあいだの灰色。モノトーンで描かれた街は、なんだかさびしく、冷たい印象です。やがて、小さな出会いとささやかな行動によって、少女の心のうちと彼女の見る世界は、やわらかくあざやかなものへと、少しずつ変化していきます。'色'がこんなにも豊かに人の感情を表現し、深く感動を呼び起こすものだという発見が、きっと新鮮な驚きをくれるはず。少女とお父さんは、色彩あふれる我が家に帰りつきます。しかし、花を配るために少し立ち寄っただけだとでもいうように、少女はふたたび家を出ていきました。一輪だけ残った花と共に、ほほ笑んでいるようにも、憂いているようにも見える表情で歩く少女。最後のページ、彼女はなにを思っているのか?この絵本を飾る色彩のどこかに、その答えが描かれているかもしれません。
(小説家 堀井拓馬)
文字がない絵本です。
色も少な目です。
基本はモノトーン、
女の子のパーカーだけが赤で
目立っています。
それ以外は少し色がついていますが、
主に花を中心に描いた絵本です。
女の子の周りには花があります。
タイトルどおり花がテーマです。(ジョージ大好きさん 40代・愛知県 男の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】