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[BOOKデータベースより]
わたし、ひな子。小学校4年生。「どうでもいい人」なんてクラスメートにいわれちゃって、ちょっとまいってる。でもね、わたしにはぴーころがいるから。ずっといっしょだから。なにがあったって、だいじょうぶ!…だと思う…。ともだちの作り方と続け方。
[日販商品データベースより]がんばったら、友だちになれるのかな。無理したら、友だちでいられるのかな。だけど、ずっとずっと心がズキズキするんだ…。現実と理想の自分像のなかで揺れうごく少女の心を描く。
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国語の問題集に出ていた題材で、気になったので読んでみました。
大人しくて、目立たなくて。
本当はそれは何にも悪いことではないのに、学校ではいるかどうかも分からない人として扱われ、「どうでもいい人」なんて言われてしまう。
明るくて美人で、スタイルも良くて、クラスで一番目立っている女の子に憧れて、周囲を顧みずに背伸びする主人公のひなこの姿が、何だか少し痛々しく感じられました。
自分の大事にしていたひよこを失って初めて、自分のことを好きでいてくれた友達の存在に気付く。
本当は最初から大事に思っていた友達だけれど、背伸びした自分にとって、疎ましい存在になっていた友達。
でも本当に心が通じ合う彼女の存在に救われて、ひよこの死に直面していたひなこの心の重さが少しだけ軽くなっったのを感じます。
子供の人間関係の難しさと大事にしているものの死という、少し重いテーマなのですが、読み応えのある内容でした。(hime59153さん 40代・三重県 男の子8歳)
【情報提供・絵本ナビ】