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- 姨捨山
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- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2005年06月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784591086810
[BOOKデータベースより]
両親をなくした子どもをひきとって育てあげた姨母は、嫁もむかえ、貧しいながらも暮らしていたが、いつしか年をとり、じゃまにされるようになってしまった。そして、とうとう子どもたちは、姨母を捨てようと決めたのだった…。
[日販商品データベースより]両親をなくし、ひとりぽっちになってしまった子どもを引き取って育て上げた姨母。子どもは嫁を迎え、貧しいながらも暮らしていたが、時がうつろうとともに…。「大和物語」他に伝わる胸をうつ物語。
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【2019年11月発売】
この絵本に出会って、人の心には鬼も仏も住んでいるのだと感じ入りました。
両親を失った自分を、身を粉にして育て上げてくれた叔母を、疎ましく思う心も子は持ってしまうのです。
育ての親に対する恩と愛、そして巡り合った妻に対する愛。
妻は他人だから、やはり鬼にも娘にもなれるのです。
心のの隅に棲む鬼。
表紙に描かれた、姨を捨てに出かける男の顔は鬼になっています。
その怖さと、姑を疎ましく思う嫁の怖さ…。
このまま終わったらなら、絵本にならなかったのですね。
男の心に残っていた姨に対する気持ちが、物語の怖さから救い出してくれました。
この絵本、絶対読み聞かせに使いたいと思いました。
身の回りに転がっていそうな、人の心の裏表が描かれています。(ヒラP21さん 50代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】