- 和泉式部
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- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2011年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784305706065
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【2017年05月発売】
[BOOKデータベースより]
和泉式部は受領大江雅致の娘。御堂関白道長の時代に多感な恋で浮き名を流し、その恋に揺れる情熱を和歌表現に託して果敢にうたいあげた。
黒髪の乱れも知らず
[日販商品データベースより]春霞立つや遅きと
岩つつじ折り持てぞ見る
ながめには袖さへ濡れぬ
ありとても頼むべきかは
晴れずのみものぞ悲しき
寝る人を起こすともなき
見渡せば真木の炭焼く
いたづらに身をぞ捨てつる
つれづれと空ぞ見らるる〔ほか〕
うたの森に、ようこそ。
柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の第6回配本、和泉式部です。
和泉には多情好色の女としてあることないこと取沙汰されやすい因子があり、とくに中宮彰子に宮仕えしていた時期には、道長をはじめとする貴紳たちにからかわれることが多かったらしい。−−藤岡忠美
和泉式部 Izumi Shikibu
受領大江雅致(まさむね)の娘。御堂(みどう)関白道長の時代に多感な恋で浮き名を流し、その恋に揺れる情熱を和歌表現に託して果敢にうたいあげた。和泉守橘道貞(みちさだ)と結婚し、小式部(こしきぶ)内侍をもうけた後、冷泉帝皇子為尊(ためたか)・敦道(あつみち)親王兄弟との華やかな恋愛へと突き進み、敦道親王との恋の経緯は、「女」を主人公に仕立てた『和泉式部日記』に記される。さらに受領の藤原保昌(やすまさ)と結婚、また一条天皇中宮彰子に女房として仕え、一時は紫式部と同僚だった。平安時代に、もっとも自由奔放に生きた女性。