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資料と論考
笠間書院 堀川貴司
倦まず弛まず書物と格闘し新たな文学作品を生み出した、禅僧たちの営みを明らかにする。また、その後の近世文学への接続、同時代の和歌や説話、公家社会の学問との関わりを探り、孤立しているように見えている五山文学を日本文学の中に組み込むべく、その存在を新たに捉える基礎作業を行う書。
第1部 総論・論考(五山における漢籍受容―注釈を中心として;『九淵詩稿』について―室町時代一禅僧の詩集;三条西家旧蔵『経国集』紙背文書について―公条と月舟寿桂;瀟湘八景図と和歌)第2部 漢詩集―解題と翻刻(「古賛抄」;新選分類集諸家詩(抄出本);唐絶句)第3部 漢詩の注釈(抄物)―解題と翻刻(中世抄物研究の現在;瀟湘八景詩の抄物;都立中央図書館加賀文庫蔵『瀟湘八景鈔』;臼杵市教育委員会蔵『八景詩』;「三体詩抄」断簡;「東坡詩聞書」;覆簣集)第4部 その他―解題と翻刻(垂示(江隠宗顕);森大狂旧蔵本朝禅林撰述書目;書評 今泉淑夫著『日本中世禅籍の研究』)
中国文学の圧倒的影響下にある中世禅林の文学は、日本文学から孤立しているのだろうか。倦まず弛まず書物と格闘し新たな文学作品を生み出した、禅僧たちの営みを明らかにする。また、その後の近世文学への接続、同時代の和歌や説話、公家社会の学問との関わりを探り、孤立しているように見えている五山文学を日本文学の中に組み込むべく、その存在を新たに捉える基礎作業を行う書。【......五山文学の作品は、平安の漢文学とは連続性がほとんどなく、同時代の中国文学からの影響が圧倒的である。しかも日本文学の他ジャンルとの交流は、一部の和歌・連歌・謡曲などで部分的に指摘されているものの、全体的には孤立しているという印象を拭いきれない。資料整備という面では、『五山文学全集』『五山文学新集』という膨大な翻刻校訂の成果があるが、まだまだ未翻刻の作品は多く、周辺的な資料も埋もれたまま、まして注釈となるとごく一部に限られる。 このような現状に鑑み、本書では未紹介・未発見の資料をできるだけ翻刻という形でまるごと紹介するとともに、そこから読み取れる禅僧たちの文学活動(あるいは学芸一般に関わる活動)について考察することを目標とした。また、通時的には近世への接続を、共時的には和歌や説話、あるいは公家社会の学問との関わりについて考えようとした。】--本書より
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[BOOKデータベースより]
倦まず弛まず書物と格闘し新たな文学作品を生み出した、禅僧たちの営みを明らかにする。また、その後の近世文学への接続、同時代の和歌や説話、公家社会の学問との関わりを探り、孤立しているように見えている五山文学を日本文学の中に組み込むべく、その存在を新たに捉える基礎作業を行う書。
第1部 総論・論考(五山における漢籍受容―注釈を中心として;『九淵詩稿』について―室町時代一禅僧の詩集;三条西家旧蔵『経国集』紙背文書について―公条と月舟寿桂;瀟湘八景図と和歌)
[日販商品データベースより]第2部 漢詩集―解題と翻刻(「古賛抄」;新選分類集諸家詩(抄出本);唐絶句)
第3部 漢詩の注釈(抄物)―解題と翻刻(中世抄物研究の現在;瀟湘八景詩の抄物;都立中央図書館加賀文庫蔵『瀟湘八景鈔』;臼杵市教育委員会蔵『八景詩』;「三体詩抄」断簡;「東坡詩聞書」;覆簣集)
第4部 その他―解題と翻刻(垂示(江隠宗顕);森大狂旧蔵本朝禅林撰述書目;書評 今泉淑夫著『日本中世禅籍の研究』)
中国文学の圧倒的影響下にある
中世禅林の文学は、
日本文学から孤立しているのだろうか。
倦まず弛まず書物と格闘し新たな文学作品を生み出した、禅僧たちの営みを明らかにする。
また、その後の近世文学への接続、同時代の和歌や説話、公家社会の学問との関わりを探り、孤立しているように見えている五山文学を日本文学の中に組み込むべく、その存在を新たに捉える基礎作業を行う書。
【......五山文学の作品は、平安の漢文学とは連続性がほとんどなく、同時代の中国文学からの影響が圧倒的である。しかも日本文学の他ジャンルとの交流は、一部の和歌・連歌・謡曲などで部分的に指摘されているものの、全体的には孤立しているという印象を拭いきれない。資料整備という面では、『五山文学全集』『五山文学新集』という膨大な翻刻校訂の成果があるが、まだまだ未翻刻の作品は多く、周辺的な資料も埋もれたまま、まして注釈となるとごく一部に限られる。
このような現状に鑑み、本書では未紹介・未発見の資料をできるだけ翻刻という形でまるごと紹介するとともに、そこから読み取れる禅僧たちの文学活動(あるいは学芸一般に関わる活動)について考察することを目標とした。また、通時的には近世への接続を、共時的には和歌や説話、あるいは公家社会の学問との関わりについて考えようとした。】--本書より