- 孤独症の女
-
- 価格
- 681円(本体619円+税)
- 発行年月
- 2012年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784198935184
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[BOOKデータベースより]
甥の翔が生まれたとき、目元が由希によく似ていると言われた。似ていたのは顔だけでなく、幼い翔は絵の才能があった。画家になることが夢だった由希は、その夢を託すように彼に絵の指導を始めた。いつしかその思いは過剰なものとなるが、成長する翔の時間は他のものに奪われていく。焦燥を隠しきれない由希は―(「愛甥」)。全七篇、様々な家族のカタチを描く珠玉の作品集。