- カプリの王さま
-
The King of Capri.
小学館
ジャネット・ウィンターソン ジェーン・レー 柳原由紀 Ayuo- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2012年04月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784097262077
[BOOKデータベースより]
むかしむかし、カプリの島に、食いしんぼうの王さまがすんでいました。毎日毎日ごちそうの食べほうだい。ところがある日、大あらしがやってきて、王さまの洋服やごちそうを、入り江のむこうの町ナポリの、まずしいせんたくおばさんのうら庭に、つぎつぎとおとしていきました。きるものも、なにもかもなくした王さまは、しかたなく、せんたくおばさんに会いにでかけていったのですが…。
[日販商品データベースより]子どもから大人まで楽しめる寓話絵本
イギリスでも有名は、小説家ジャネット・ウィンターソンの初めての絵本。日本でも人気の絵本作家ジェーン・レイが絵を手がけるゴールデンコンビの絵本です。
カプリの島に、食べることが大好きな王様がいました。毎日毎日ごちそうを食べ放題、気ままに暮らしていました。王さまは、「口が二つあったら、もっとおいしいものをもっといっぱい食べられるのに……」なんていっていました。ところがある日、大嵐がやってきて、王様の洋服、食べもの、牛、自転車…、すべてのものが風に吹きとばされて、向かいの町ナポリの貧しい洗濯屋のおばさんの家に、ドッスーンと落ちてきたのです。こまった王様は、洗濯おばさんに会いにでかけていきました。そして貧しいけれども豊かに暮らす人たちを知った王様は、洗濯おばさんと結婚して、幸せに暮らしました…。子どもから大人まで楽しめる寓話絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
作者のジャネット・ウィンターソンは、処女作『オレンジだけが果物じゃない』でコスタ賞を受賞し、その後、数々の小説を発表するかたわら、テレビドラマの脚本を手がけ、ドラマ賞を受賞するなど、イギリスでは、有名な小説家です。本作品は、初めての絵本になります。また、絵を描いているジェーン・レイは、繊細で美しい色使いの作風が、日本人好みでもあり、日本でも数多くの絵本が翻訳出版されている人気作家です。このゴールデンコンビの絵本は、イギリスで発売以来注目されました。
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『The King of Capri』が原題。
訳者が、風変わりでチャーミングな物語と評するウィンターソン(英国)の初絵本作品。
イタリアのカプリ島が舞台の、イタリア気分の寓話、という印象です。
食いしん坊のカプリの王さまが主人公です。
もちろん、美食三昧、貧民のことなど考えません。
対岸のナポリには貧民の洗濯おばさん、ジュエルさんが暮らしていて、
その生活ぶりが対照的です。
ある日、風のいたずらで、王さまの物が吹き飛ばされて、ジュエルさんのもとへ。
そこからの展開も大らかですごいです。
風変わりでチャーミング、との評に納得。
さらには、コラージュを駆使したであろう絵もキュート。
おやおや、日本のものらしいコラージュも見受けられますね。
イタリア語も差し込まれ、イタリア気分を盛り上げます。
ただ、かなり入り組んだストーリーなので、小学校高学年から、
どちらかというと大人向けかもしれませんね。(レイラさん 50代・兵庫県 )
【情報提供・絵本ナビ】