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hamachobi
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飯島和一の「狗賓童子の島」、完結！
文庫版の月刊の文芸誌。今月号は、お笑い芸人のピースの又吉直樹が表紙。さらには「天下御免の読書道」と題して、読書芸人として名高い」彼の読書術を公開している。
別に彼の大ファンというわけではないが、芸人に限らず読書好きの人、本を愛する人は、どうしても憎めないたちなので、楽しく読ませてもらった。
それ以上に、良かったのは、この雑誌の創刊以来、連載が続いていた飯島和一の「狗賓童子の島」が、いよいよ最終回を迎えたこと。3年ぐらいに及ぶ長期連載だったが、途中何度もこの雑誌を買うのをやめるのを思いとどまらせてくれたのは、この「狗賓童子の島」だった。もともと、飯島和一の作品は好きだったのだが、かなり寡作な人だったので、単行本の新刊が待てずに読み始めたのだった。いづれ、この「狗賓童子の島」も単行本化されるだろうから、あまり詳しくは書かないが、相変わらずの飯島節で、虐げれた者への共感と権力への憎悪を強く感じる作品だった。
これから、何を楽しみに読もう。花村萬月の「弾正星」がいいな。これが連載が終わるまでは、この雑誌、読み続けよう。
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