- ルイズ
-
父に貰いし名は
講談社文芸文庫 まI2
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2011年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062901345
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[BOOKデータベースより]
国家権力によって虐殺されたアナキスト大杉栄と伊藤野枝。父母の遺骨を前に無邪気にはしゃいでいた末娘のルイズは、父の名づけた革命家の名と“主義者の子”の十字架を背負い、戦前戦後を平凡に生きた。そして、やがて訪れた、一人の自立した人間としての目覚め。一年六ヵ月に亘る聞き取りと事実に肉迫する記録者の視線が、一女性の人生と昭和という時代を鮮やかに照射する。講談社ノンフィクション賞受賞作。
第1章 (葉鶏頭;埋葬 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 (魔子;講堂 ほか)
第3章 (鎖;日の丸の旗 ほか)
第4章 (結婚;満州 ほか)
第5章 (真子出奔;レッドパージ ほか)
第6章 (借金;戸籍簿 ほか)
第7章 (小さな仏壇;生地へ)
講談社ノンフィクション賞!
運命の子から、自立した人へ事実に肉迫する記録者の目が人と時代を照射する
国家権力によって虐殺されたアナキスト大杉栄と伊藤野枝。父母の遺骨を前に無邪気にはしゃいでいた末娘のルイズは、父の名づけた革命家の名と“主義者の子”の十字架を背負い、戦前戦後を平凡に生きた。そして、やがて訪れた、一人の自立した人間としての目覚め。一年六ヵ月に亘る聞き取りと事実に肉迫する記録者の視線が、一女性の人生と昭和という時代を鮮やかに照射する。講談社ノンフィクション賞受賞作。
鎌田 慧
この作品のサブタイトルが、「父に貰いし名は」と題されているのは、せっかく両親がつけた革命的な名前を、改名させた社会の圧迫への抗議がこめられている。(略)留意子がルイにもどるまでの喘ぎが、この作品の重い通低音となっているのだが、苦難の生活のなかから、彼女はしだいに両親の活動を意識するようになり、それをすこしでも引き受けようとする。さわやかに自立の道を歩きはじめたルイと出会った著者の感動が、熱烈な取材交渉と長期のインタビューとなって、ここに結実した。――<「解説」より>
※本書は『松下竜一 その仕事17 ルイズ――父に貰いし名は』(平成十二年三月、河出書房新社刊)を底本としました。