[BOOKデータベースより]
「帰命寺様に祈って、どこかで死んだ人に似た人をみかけると、ああ、帰命寺様にお祈りしたから生き返ってきたって思うんだろう。祈れば帰れるっていう単純なものらしい。―」祈ると生き返ることができる「帰命寺様」。生き返ったあかりの運命はいったいどうなるの?夏休み、小学五年生のカズが奮闘する。
[日販商品データベースより]全米図書館協会バチェルダー賞、大賞受賞!!
アメリカで翻訳された児童書の中で、傑出した作品に贈られるバチェルダー賞の大賞を、2022年1月に受賞。
死んだ人が生き返る!?
帰命寺横丁からあらわれた幽霊の女の子。気がつけばクラスの一員だった!!
祈れば生き返ることができる「帰命寺様」からくりひろげられる、柏葉幸子の大ファンタジー!
帰命寺横町には不思議なご本尊「帰命寺様」が、代々まつられていた。「帰命寺様」に祈ると、死者がよみがえるという。
ある夜、トイレに起きたカズは、庭を横切る白い影を見る。それは、よみがえった少女・あかりの影だった。
二人の不思議な夏休みがはじまる!
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祈ると、亡くなった人が生き返ることが出来る「帰命寺」様。
その「帰命様」に運命的に巻き込まれ、関わっていく少年カズを軸に、生きるという事とか、この世に「いる」というへの問いかけが綴られていきます。
「北の小京都」と呼ばれる、海が遠くない町。
小学校5年生の夏休み。
生き返ってくる人。
読み始めてすぐに、カズの暮らす世界がクッキリと立ちあがり、謎解きのような話の筋にグイグイ引き込まれます。物語の中で語られる、もう一つの物語も読み応えがあります。
一息に読み「面白かったぁ…」とつぶやいてしまいました。
複雑な構造でありながら、サラリと一気に読み通させる力のある、そしてとても爽やかな…静かにパワフルで奥深い一冊でした。(こはこはくさん 50代・東京都 男の子10歳)
【情報提供・絵本ナビ】