- 太陽の子
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- 価格
- 946円(本体860円+税)
- 発行年月
- 1998年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043520107
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ユーザーレビュー (5件、平均スコア:5)
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「夏の文庫2015」レビューコメント
子供の頃、読んだ時何の話かさっぱりわからず、直接的な表現でないにも関わらず、戦争と暴力の悲惨さ理不尽さが強烈に響いて何度も泣いた作品。夏は、やはり戦争を振り返る機会であることを意識し続けていたい。(kuna/女性/30代)
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「近現代史<昭和・平成>」レビューコメント
昭和と聞いて思い浮かべるのが戦争でした。この本は東京の大空襲でもなく、広島・長崎の原爆でもなく、沖縄の戦争の記憶で苦しんでいるお父さんと戦争を知らない神戸生まれのふうちゃんのお話です。常連さんとの楽しい生活の場面やお父さんの心の病気のことを心配したりして、大きくなっていくふうちゃんにたくましさを感じました。ラストが衝撃的すぎて何回も読み直しては涙しました。同じ灰谷健次郎さんの兎の眼もおすすめです。(ぷりそ。/女性/10代)
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「近現代史<昭和・平成>」レビューコメント
社会の声なき声の存在には枚挙にいとまがないが、この本は沖縄という切口で応えてくれます。マスメディアや観光旅行でしかあまり知る機会のない沖縄。そのような表層的なイメージと印象で沖縄のプラスの側面とマイナスの側面をラべリングしてしまいがちなわれわれ。しかし、沖縄の人の中には心の底に悲しい気持ちを留めている人がいるのである。そんなかれらの悲しみや苦しみを知ってもらいたい、そんな作者の気持ちがジンと伝わってきます。(くまさん/男性/30代)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【泣きの1冊】 小学生のころ、夜中に大泣きしながら読みました。今では忘れられている、沖縄の悲しい歴史を後世に伝える素晴らしい作品です。
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「感動した本・映画・音楽」レビューコメント
読みながら,からだが震えたのは,いまだかつて,この本だけ(Jun Myeong/男性/50代)
[BOOKデータベースより]
ふうちゃんは、神戸生まれの女の子。おとうさんとおかあさんは沖縄出身で、神戸の下町で琉球料理の店「てだのふあ・おきなわ亭」を営んでいる。やさしい常連さんたちに囲まれて明るく育ったふうちゃんだが、六年生になった頃、おとうさんが心の病気で苦しむようになる。おとうさんの病気の原因は何なのか?ふうちゃんは、「沖縄と戦争」にその鍵があることに気づきはじめる…。戦争は本当に終わっているのだろうか。なぜおとうさんの心の中でだけ戦争は続くのか?今、日本人が本当に知らなくてはならないことがここにある。
[日販商品データベースより]ふうちゃんが六年生になった頃、お父さんが心の病気にかかった。お父さんの病気は、どうやら沖縄と戦争に原因があるらしい。なぜ、お父さんの心の中だけ戦争は続くのだろう? 著者渾身の長編小説!