- 笑いのセンス
-
日本語レトリックの発想と表現
岩波現代文庫 G254
- 価格
- 1,364円(本体1,240円+税)
- 発行年月
- 2011年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006002541
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日本語レトリックの発想と表現
岩波現代文庫 G254
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[BOOKデータベースより]
川柳、落語、漫才、小説を題材にして、言語表現が生み出す笑いのメカニズムを、レトリック論の立場から明快に分析し、ユーモラスに解説する。「何を笑うかでセンスがわかる。問われているのはまるごとの人間なのだ」(「あとがき」)と考える著者が、コミカルな笑いからしみじみとしたユーモアまで多彩な文例を選び、笑いを誘う勘どころと「笑いのセンス」を縦横無尽に語る。
第1章 笑いをめぐる理論(人間と笑い;笑いの効用;笑い声の種類;表情の笑い;笑いの奥にある感情;笑いの哲学小史;日本の笑いと滑稽論;笑いの相関図)
第2章 笑いのレトリック(笑いをつくりだす言語表現の働き;奇先法など;漸層法など;反復の技法;付加の技法;間接化の技法;比喩表現;擬人法など;パロディー・洒落など;矛盾と逆説の技法;誇張法など)
第3章 笑いの文学史(狂歌・川柳;江戸小咄;落語;漫才;夏目漱石『坊ちゃん』;夏目漱石『我輩は猫である』;内田百〓(けん);寺田寅彦・中谷宇吉郎;井上ひさし;文学の笑い傑作選)
第4章 ユーモアの文体論(高田保・木山捷平;尾崎一雄・永井龍男・庄野潤三;井伏鱒二;小沼丹;チャールズ・ラムと福原麟太郎)