- 食べるギリシア人
-
古典文学グルメ紀行
岩波新書 新赤版1360
- 価格
- 792円(本体720円+税)
- 発行年月
- 2012年03月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784004313601
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古典文学グルメ紀行
岩波新書 新赤版1360
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[BOOKデータベースより]
英雄アキレウスは何を食べていたか?アテナイ市民は大の魚好きだった?二日酔いにキャベツが効く?なぜ悲劇には食事の場面がない?―食文化の手がかりを求めて広くギリシア古典を渉猟し、人類普遍の営みの描写に古代の人間観を読み解く。
1 英雄たちの食―叙事詩を読み解く(アキレウスの味覚―串刺しの肉塊;食いしん坊オデュッセウス―魚は食うや食わざるや;鯨飲馬食の徒―古代ギリシア大食い比べ)
[日販商品データベースより]2 酒のなかに「真」あり―抒情詩に浮かぶ人の世(酒の歌、恋の歌―酒仙詩人列伝;二日酔いにはキャベツ―英雄たちも飲んだ水割りワイン)
3 庶民のレシピ―喜劇は語る(農夫の食卓―小山羊の煮込みときらめく葡萄酒;ディオゲネスは蛸の刺身で死んだ?―魚食のアテナイ人;蒲焼はやはりきつね色―大好物の鰻;古代ギリシアの買い物ブギ―魚屋とのバトル)
4 食卓の周辺(絶食するパイドラ―なぜ悲劇に「食」が少ないか;英雄も「寝転んで」食べたか?―「寝椅子」のはじまり;パンで手を拭く―手掴み食のマナー;「影法師」から始まる?―食客の系譜;古代トイレ事情―海綿のウォシュレット)
英雄アキレウスは何を食べていたか…。食文化の手がかりを求めて広くギリシア古典を渉猟し、人類普遍の営みである「食」の描写に古代の人間観を読み解く。「食べる」人々の姿に、古典が楽しくなる1冊。