- エドウィン・マルハウス
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あるアメリカ作家の生と死
Ｅｄｗｉｎ Ｍｕｌｌｈｏｕｓｅ．- 価格
- 2,420円（本体2,200円＋税）
- 発行年月
- 2003年08月
- 判型
- Ｂ６
- ISBN
- 9784560047682
[BOOKデータベースより]
十一歳で死んだ天才少年作家の克明な伝記、しかも書いたのは同い年の親友！意表をつく設定で描かれる濃密な子供の宇宙。
[日販商品データベースより]幻の傑作、ついに復刊。１１歳で死んだ天才少年作家の克明な伝記を、同い年の親友が書いたという意表をつく設定で、濃密な子どもの宇宙が圧倒的なリアリティをもって描かれている。
ユーザーレビュー （2件、平均スコア：5）
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 子供って大人よりも「死」に近いから、一日一日が劇的なのは皆に共通していること。でも、それを忘れてしまうのも共通していて、なのにこの小説の、あまりの「この日だけ」感！呆れてしまうくらいの緻密な緻密な描写、エドウィンの「ばかかわいさ」（そういう言葉があるのなら）に、胸を打たれました。そしてそれが、小説でしか得ることが出来ない感動なのだということが、とても頼もしかった。読んだのは作家になる前ですが、「子供」を書きたいなぁ、と突発的に思うのは、この本の影響だと思います。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
日本ではなじみの薄い作家ですが、ピューリッツァー賞も受賞している巨匠。技巧派と呼ばれることも多いですが、非常にユーモアのある作家で、好き嫌いは分かれるにせよ、好きな人は熱愛しないではいられない作家。僅か10歳足らずで逝去した作家の（妄想に近い）伝記という設定も凄いが、エドウィンの略歴を見るだけで笑ってしまわずにはいられません。岸本佐知子ファンは特に必読だと思います。
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子供って大人よりも「死」に近いから、一日一日が劇的なのは皆に共通していること。でも、それを忘れてしまうのも共通していて、なのにこの小説の、あまりの「この日だけ」感！呆れてしまうくらいの緻密な緻密な描写、エドウィンの「ばかかわいさ」（そういう言葉があるのなら）に、胸を打たれました。そしてそれが、小説でしか得ることが出来ない感動なのだということが、とても頼もしかった。読んだのは作家になる前ですが、「子供」を書きたいなぁ、と突発的に思うのは、この本の影響だと思います。
西 加奈子/作家
3 SPECIAL BOOKS掲載日：2012/11/02
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】